やきもち焼きな君



「別れるなんて言ったけど、螺那がいないってこんなにも暇なんだなぁー・・・。」



屋上で寝転んで螺那の言葉を思い出す。



「あの時、もっと冷静にいたら・・・今頃・・・・はぁー」



「かーいと♪」



「おわっ!なんだ・・・健かよ・・・。」




健は俺との昔からの幼馴染でよくお互いの家に泊ったりしている





「なんだとはなんだ!!螺那チャンじゃなくて悪かったな!」




「あっ・・・俺、健に言わなくちゃいけないことがある・・・」




「ん?なになに~?螺那チャンのらぶらぶ話ー?」




「いや・・・そうじゃなくて・・・俺、螺那と別れた」




「ん?」




健はいきなり意味不明な事を言われ止まッてしまった。




「だから螺那と別れたの!」





「なんで!?」




「わかんねー。なんかいきなり別れようって言われたから流れ的に分かったって言ってしまった」





「はぁー・・・。お前ばかだろ・・・」





「お前に言われたくねぇーよ!」






「・・・まぁちょうど良かった。これから合コンに行くんだけど一緒にいかね?ちょうどメンバー集めてたとこなんだよ☆!」





「・・・・・・・」





「お前いつまでも螺那ちゃんの事気にしてたら一生彼女できねーぞ?」





「・・・・それもそうかな・・・。よし!俺も行く!」





「よっしゃー!良い女捕まえるぞぉー!」





「おーーー!!」







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