やきもち焼きな君
最悪な日
あれから俺たちは一緒に帰ってる。
麻美とは違う学校だから俺が麻美を迎えに行く
「かーいと❤ えへへー待ったー??」
「別に、さっき来たばっか。」
「そうなんだぁー良かったぁー❤」
「ほら、帰るぞ」
俺たちはいつも手をつないで帰る
だってこれがカップルというものだろ?
「ねぇー海斗ー。ゲーセン行かなーい?私海斗とプリ撮りたーい❤」
「はいはい…」
麻美の手を引いてゲームセンターに行く
そういえばゲームセンターなんて何年ぶりだろう…
郁斗と行った事はあるけど女とはないなぁー・・・
「海斗なにしてんの?早く撮ろうよー★」
「そう急ぐなって・・・」
麻美の待つプリクラ機にゆっくりと向かい入る
「ねぇねぇ!どれにする!?★私 男の人と撮るのなんて初めてだよー!」
「えっ!?マジ?」
「うん、まじまじ★だから今ちょードキドキしてるよー❤」
「麻美の事だから男と何回でも撮ってそうなのに・・・」
「何それー!私は本当に好きな人としか撮らないし手もつながないよー❤」
驚いた・・・。麻美がこんなにも一途なんて・・・
なのに俺は螺那を忘れるために麻美と付き合ってるのか?
自分が情けなくてイライラする・・・
「海斗❤この背景でいい?★」
「・・・・・麻美」
「なぁにー?ほらポーズとるよー★」
『3・2・1』
ギュっ・・・
「えっ?」
俺は麻美を後ろから優しく抱きしめた
「えっ?;;海斗どうしたの???」
「ん・・・別に・・・ただ麻美を抱きしめたくなっただけ・・・。」