ふたりだけの特別な絆
「きゃああっ!じゅ、充電って…何ですか!?」
仰け反る私に、悠哉さんは笑みを浮かべる。
「つまり、キスをするっていうこと。」
「キスっ!!?」
昼下がりの住宅街に、私の声が響いた。
「陽菜、声大き過ぎ。外なんだから、もっと声のボリューム抑えねぇとダメじゃん。」
「そ、そんなこと言われても……」
口を尖らせながら、小声で言葉を返した。
だいたい、悠哉さんが変なこと言ったりしなければ、大声だって出さなかったもん…。
原因は、私…というより悠哉さんだよ…。