ふたりだけの特別な絆
う、うそっ!!
断っちゃうの!?
てっきり、水澤さんのお誘いを受けるとばかり思っていた私は、悠哉さんの言葉に戸惑ってしまった。
「いえ、わ…私の方こそ急に誘ったりしてすみませんでした…。お茶会…来月もやる予定なので、良かったら今度は来て下さいね…。」
水澤さんは残念そうに微笑む。
悠哉さんにお辞儀をし終えると、買い物に行ってしまった。
「ど、どうして断っちゃったんですか…?お茶会…楽しそうなのに…。」
「お茶会よりも陽菜と居る方が楽しいじゃん…。」
「えっ…」
悠哉さんはニッコリと笑いながら私を見つめた。
「俺は、なるべく陽菜の傍にいたいから。」