ふたりだけの特別な絆
心臓はますます大きな音をたてて動く。
頬だけじゃなく、体中が熱くなってきてしまった。
あ〜もうっ!
“男の人と二人きり”っていう環境を意識しすぎだよ…。
本当に私って…男の人に対して免疫がないんだなぁ…。
はぁ…とため息を零した。
うーん…。
なるべく悠哉さんを意識しないようにして、このドキドキや体に広がる熱を抑えなくちゃ…。
そのためには、気を紛らわせるのがいいよね…。
悠哉さんに関係ないようなことをひたすら考える…とか、あっ!目を瞑って視界を遮るのもいいかも…。
目を閉じて、しばらく頭の中であれこれと考えているうちに…
夜遅いこともあってか、ウトウトしてきた私は、そのまま深い眠りへと落ちてしまった。