ふたりだけの特別な絆
「の、飲み物…本当に後でいいんですか?」
「いいよ。それよりも今は、陽菜を抱きしめていたいから…。」
耳元で囁かれて、ビクッと体が震えた。
そ、即答されちゃった…。
“もう少し一緒に居たい”って言われても、これは近すぎる…。
ベッド脇に座ってた時だってドキドキしてたのに、これじゃあ、もっと心臓に負担が掛かるよ…。
これは、何とか早く解放してもらわなくちゃ…。
「ゆっ…悠哉さん!そういえば私…今日は学校があるので、そろそろ支度しないと…」
「まだ6時過ぎだぞ?今から支度しなくたっていいじゃん。」
えっ、意外に早く目が覚めてたんだ…私。
遅い時間に寝たわりには、よく早起き出来たなぁ…。
………違う違う。
関心してる場合じゃないってば!!