ふたりだけの特別な絆
「えっ…!?」
私はモゾモゾと動かしていた体をピタリと止めた。
襲う…??
なんだか、既に襲われてるような感じがするのは…気のせい?
そんなことを頭の中で考えながら、少しだけ首を傾げた。
あっ…!
もしかして、これは…今日のレッスン!?
でも、いつもだったらレッスンの始まりを、悠哉さんから事前に予告されるのに、今は…何もなかった…。
なんで…?
言い忘れただけ??
ポンポンと頭の中に疑問符が浮かんだ。
「この状況で考え事してるなんて、陽菜は余裕たっぷりなんだな。」
その言葉にハッとして、悠哉さんに視線を向けると、不敵に微笑んだ。
「それなら、俺が何も考えられなくさせてやろうか?」