ふたりだけの特別な絆
─────…‥
────…‥


「……ん…」


ゆっくり目を開けると、まだ真っ暗な部屋が映った。

時計を見ると、まだ0時過ぎだ。


少し、喉渇いたな…。
キッチンで水でも飲んでこよう…。


ムクッとベッドから起き上がり、眠い目をこすりながら階段を降りていく。


あれ…?


1階の廊下やリビングの電気…点いてる…。


私…消し忘れてたのかな…?


半開きになっている、リビングのドアをボンヤリと見つめた。


まあいいや…。
水飲んだ後に消そう。


そう思いながら、キッチンへと向かうと……




“カチャカチャ”


キッチンから音が聞こえてきて、私は思わず入り口の手前で足を止めた。



< 21 / 467 >

この作品をシェア

pagetop