ふたりだけの特別な絆
悠哉さんにグングンと手を引かれてやって来たのは、アクセサリーと雑貨のお店。
暖色系の淡い照明に包まれた店内に入った途端、私のテンションは一気に上がってしまった。
わぁ…!
すごいっ!
豊富に揃えられているアクセサリーや雑貨の数々に、笑みが零れた。
「悠哉さん、このお店…ゆっくりと見てもいいですか…?」
「いいよ。」
悠哉さんから笑顔で言われた私は、早速…店内を周り始めた。
「可愛いなぁ…。あっ、こっちも可愛いっ!」
どれも欲しくなってしまうようなものばかり。
楽しくて心が踊っているような感じだ。
興奮しながら、しばらく店内をあちこち廻っていると、悠哉さんからフッと笑う声が聞こえてきた。