ふたりだけの特別な絆
この変化って何?
私…何か変わった…?
うーん…。
……………。
ダメだ…。
何も答えが出てこない…。
私は溜め息をついた後、天井を見上げた。
まあ、いっか…。
いつまでもここに居るわけにもいかないし、これ以上…考えるのは止めよう。
注文した飲み物も、そろそろ来る頃かもしれないもんね…。
トイレから出た私は、気持ちを切り替えるべく深呼吸をした。
よし…
水澤さんのことを頭の中で、あれこれ考えないようにしよう…。
さっきの出来事を思い出さないようにする…。
それが一番…だよね。
そう思いながら、悠哉さんの座っているテーブル席へ向かおうと歩き始めた時だった。
「ねぇ、ちょっと待って!」