ふたりだけの特別な絆
「えっ、その笑みは何ですか…?」
私…変なこと聞いちゃったのかな…。
戸惑っていると、悠哉さんは嬉しそうに目を細めた。
「可愛い質問するなぁ…って思ってさ。」
「は!?」
か、可愛いって…何が?
ハテナマークを浮かべると、悠哉さんは真っ直ぐ私の目を見つめた。
「俺、陽菜の全てが好き…。」
「えっ……」
「怒っているところも、真っ赤な顔でアタフタしてるところも、戸惑っているところも、無防備なところも、俺の料理を満面の笑顔で食べてくれるところも…全部好き。まあ、今…挙げたのは一部だけど。」
ポンポンと頭を撫でられた私は、体の奥から熱が込み上げてくるような気がした。