ふたりだけの特別な絆
そんなまさか…。
でも、直感って結構当たっていたりするものだよね…。
…………。
私は少し沈黙した後、思い切って明衣に質問をした。
「ねぇ、明衣?恋をすると…どんな気持ちになるの?」
「えっ、どうしたの?いきなり…。」
キョトンと目を丸くしている明衣に、私は慌てて言葉を加えた。
「あっ、あの…ちょっと気になっただけで、深い意味は無いの!ほ、ほら…私は恋したことないから、よく分からなくて…。」
「…ふーん、そっかぁ。」
明衣はニヤリ…と意味深に笑った。
あ、あら?
私…質問の仕方が何か変だったのかな…。
視線をあちこちに泳がせていると、明衣は手にしていたお弁当箱を机に置いた。
「そうだなぁ…。人によって様々だと思うけど、私の場合は…」
そう言って、明衣は微笑んだ。