ふたりだけの特別な絆
でも…とても素敵な気持ち。
恋してるんだ…っていうことを自覚する前、色んな症状に戸惑ったり、不思議に思ってたのが嘘みたい…。
布団から顔を出した私は、ふと目覚まし時計に目を向けた。
あっ…
まだこんな時間だったんだ…。
いつも起きている時間より、一時間以上も早いことにビックリしてしまった。
こ、こんなに早く…しかも自然に目が覚めるなんて…滅多にないのに…。
これも…
恋の効果かな…。
悠哉さんの顔が見たくて、早起きしちゃったのかも…。
わっ…
顔から湯気が出てきそう…。
ベッドから起き上がった私は、頬にパタパタと手で風を送った後、カーテンをゆっくりと開ける。
そして、少し明るくなり始めた空をジッと見つめた。
ハッキリと自覚したからには、今度は…私が悠哉さんに気持ちを伝えなくちゃ…。
“好き”
その想いを言葉にして…。