ふたりだけの特別な絆
うぅ…
告白、失敗…。
部屋に戻ってきた私は、フニャッと力が抜けて、床に座り込んでしまった。
あれほどの近距離になるなんて…思ってもみなかった…。
おでこ、ピタリとくっつけたり…
最後は、お…お姫様抱っこ。
極度の緊張感に体が包まれて、頭が真っ白になりそうだった…。
一人で練習した時ですら、緊張のあまり上手く言えなかったもんね…。
相手に気持ちを伝えることって、難しい…。
はぁ…とため息を零しながら、悠哉さんと触れ合っていたおでこに手を伸ばした。
今日は無理だったけど…
あ、明日は…
ちゃんと、想いを伝えられたらいいな…。