ふたりだけの特別な絆
結ばれた心
よしっ!
今度こそ緊張に負けないように、頑張らなくちゃ…。
翌日。
学校から帰って来た後、私は自分の部屋であらためて気合いを入れていた。
心の中でいっぱいに膨らんでる“好き”の気持ち。
目一杯の勇気を振り絞って、言葉にしよう…。
悠哉さんが帰って来たら、即座に告白するのがいいよね…。
後回しは…余計に緊張感が増すだけだし…。
ふぅ…と大きく息を零しながら、ドキドキしている胸を擦った。
“ピンポーン”
そんな時に、突然聞こえてきたチャイムの音。
私の心臓はドキッと跳ね上がった。
えっ…
もしかして、悠哉さん!?
いや、そんなわけないか…。
悠哉さんは、家の鍵を持ってるからチャイムなんて鳴らさないもんね…。
誰…だろう?