ふたりだけの特別な絆
これ以上、後ろに下がれない…。
それなら、横に…。
そう思ったけれど、私の顔の両側に悠哉さんが手をついてしまい、身動きがとれなくなった。
「陽菜…。」
悠哉さんの真剣な眼差し。
もはや、心臓はバクバクと激しく鳴っている状態だ。
き、緊張しちゃう…。
私は震える唇にキュッと力を込めた。
でも、今日は告白するって…決めてたんだから、悠哉さんに言わなくちゃ…。
ちゃんと…
今、伝えなくちゃ…。
私は意を決して、悠哉さんの瞳を見つめた。
「私、悠哉さんのことが…好きなんです。」