ふたりだけの特別な絆
Sweet Piece*8
近付く期限
悠哉さんに想いを伝えた日から数日が経った。
今まで以上に甘い日々。
楽しくて、時間があっという間に過ぎていく感覚だ。
「恋愛って…こんなに素敵なことだったんだなぁ…。」
学校から帰って来た後、部屋で課題をやっていた私は、そんな言葉をポロッと声に出してしまっていた。
ちょっと前までは、恋愛にまるで興味がなかったんだよね…私。
なんか、信じられないな…。
私はクスッと笑いながら、時計に視線を向けた。
悠哉さん、早く帰って来ないかな…。
早く会いたい…。
課題そっちのけで悠哉さんのことを考えていると、机の上に置いていた携帯電話が鳴った。
ひょっとして…悠哉さん!?
私は慌てて画面を見た。
あっ…違う。
電話、お母さんからだ…。