ふたりだけの特別な絆
「も、もう大丈夫です…!明日…学校もあるし、そろそろ寝ます。」
勢いよく立ち上がった私は、逃げるようにしてリビングを出て、自分の部屋へと戻ってきた。
や、やだ…。
ものすごく体が熱いし、鼓動も速い…。
ベッドに潜りこむと、枕にボフッと顔を埋めた。
よく分からない人…。
泥棒では無いけど、ある意味…危険な気がする…。
はぁ……。
こんなことになるなら、私もお父さんたちと一緒に行けば良かったかもしれない…。
選択を間違えたかな…。
これから先の2ヶ月…。
前途多難だよ…。