ふたりだけの特別な絆
「だ、ダメって言われても……」
離してほしくて手を動かそうとするものの、悠哉さんの力に適うはずがなくて…
「俺、今夜は…陽菜の可愛い表情、たくさん見たい…。」
「えっ…」
ジッと私を見つめた悠哉さんは、チュッというリップ音をたてながら、首筋と鎖骨へと口付けていく。
その度、ビクッと反応して震える体。
そんな私を見ながら、悠哉さんは満足げに微笑んだ後…
「んっ…」
再び私の唇を塞いだ。
繰り返し注がれる、深く優しいキス。
クリスマスツリーのイルミネーションが輝きを放つ部屋の中…。
悠哉さんの甘い香りにスッポリと包まれて…
私は激しくドキドキしながらも、溢れんばかりの温かな気持ちに幸せを感じていた。