ふたりだけの特別な絆
「お、お父さん!どうしたの!?」
迷わず私の口から、その言葉が飛び出してしまった。
いつも仕事が忙しくて、夜遅くにならないと帰って来ないお父さん。
それなのに…
今日は、私よりも帰りが早いなんて…。
まだ18時過ぎ…だよ?
「今日は早めに仕事を切り上げて帰って来たんだ…。」
「もしかして、体調悪いの…?」
「いや、違うんだ…。そうじゃなくて……陽菜に大事な話があるからなんだ…。」
私に…大事な話?
なんだろう??