ふたりだけの特別な絆
「そういえば、陽菜…。ちょっと目が赤いみたいだけど…大丈夫?」
「えっ…?」
明衣が心配そうに私の顔をジッと見つめた。
そっか…。
夜遅くに泣いた上に、なかなか眠れなかったから…充血してるのかもしれない…。
如月さんに、目…腫れてない…って言われたから、涙や寝不足の影響は何も出てないんだとばかり思ってたけど…
ちゃんと影響が残ってるじゃん…。
目が赤くなってるなら、腫れてるみたいなものだよ…。
「……如月さんの言葉、鵜呑みにするんじゃなかったな…。」
ため息まじりにポツリと呟いた。