ふたりだけの特別な絆
「な、何言ってるのよっ!如月さんは単なる同居人だよ?恋とか…そういうの全く関係ないってば!」
「今は、そうかもしれないけど、これからどうなるか分からないでしょ?」
「同じだよ…絶対。」
握っていた明衣の手をゆっくりと離した。
2ヶ月後だって、今と同じままに決まってるよ…。
「未来に“絶対”なんて、無いと思うけどなぁ…。」
明衣は私の肩にポンと手をのせると、微笑んだ。
「これは…陽菜に訪れた運命の出会いかもしれないよ?」
「えぇっ!!運命って…いくら何でもそれは…」
「いよいよ、陽菜も恋愛に目覚める時がやってきたのね〜!なんか…感慨深いっ!」
「ちょっ…ちょっと、明衣?」
話が…勝手に進んでない?