ふたりだけの特別な絆
もう、信じられないっ!!
Tシャツぐらい、お風呂場に忘れずに持っていってよ…。
バクバクと大きく鼓動を刻んでいる胸元に手を当てた。
そういえば、如月さん…かなり引き締まった体だったな…。
すごく逞しい感じがした…。
…………。
いやいや、こんな時に何考えてるのよ…私ってば。
感心してる場合じゃない…。
カァッと熱くなっていた頬をペチペチと軽く叩いた。
うぅ…
お父さんとお母さん…
早めに出張終わらせて帰って来てくれないかなぁ…。