ふたりだけの特別な絆
意外な一面
如月さんのお風呂上がりの姿にビックリして、部屋に閉じこもること1時間。
ふと時計を見ると、いつもなら夕ご飯を食べているような時間帯になっていた。
お、お腹空いた…。
ぐぅーと何度も鳴るお腹を手で押さえた。
如月さん…、さすがにもうTシャツは着てるだろうし…
適当にご飯食べて来よう…。
空腹に耐えきれなくなった私は、部屋を出て静かに階段を降りる。
キッチンに入ると、真っ直ぐに冷蔵庫へと向かった。
何か…食べ物あるかなぁ…。
冷蔵庫のドアを開けてジーッと中を見回していると…
「ようやく部屋から出てきたんだな。」
いきなり後ろから声が聞こえてきて、私はビクッと反応しながら振り向く。
すると、そこにはニッコリと笑みを浮かべる如月さんが立っていた。