ふたりだけの特別な絆
今の…何!?
変な感じがした…。
よく分からないけど、如月さんの笑顔見たら、心臓が勢いよく反応したよね…?
な、なんで??
不思議な感覚に戸惑っていると、如月さんはスッと立ち上がった。
「さてと、俺が夕飯の準備の続きをやるから、陽菜はゆっくり休んでろよ。」
ニコッと笑った如月さんは、キッチンへと入って行く。
私は丁寧に絆創膏が貼られた人差し指に視線を向けた。
あっという間に手当てしてもらっちゃった…。
意外と優しいんだな…如月さん。