ふたりだけの特別な絆
如月さんの印象…
少し変わったかも…。
意地悪なこと言ったり、こっちがアタフタするような行動をしたりするだけの人かと思ってた…。
でも、ケガをした私を心配して、直ぐに手当てしてくれる優しい一面や、料理上手な一面もあるんだね…。
昨日からずっと…如月さんと同居するなんて、憂鬱で嫌だし、一人がいい…って思ってたけど…
同居も悪くないかな…って、ちょっと思っちゃった…。
ほ、ほんのちょっとだけど…。
「あ、そうだ…!陽菜、週末は何か予定あるのか?」
洗い物をしていた如月さんから、いきなり質問が飛んできたのでビックリしてしまった。
「えっ、予定…ですか?特に何もないです…。」
なんで週末の話…?
首を傾げていると、如月さんはこちらに振り向いた。