運命のヒト



「じゃあ小田切の席は…」



「隣良い?」



と、担任の言葉を無視してあたしの隣の空いてる席に座ってきた。



まだ何も言ってないんですけど!!





「…うん。じゃあ小田切の席は高見の隣で。高見、いろいろ小田切に教えてやれよ。」




……は?!



意味深分かんないんですけど。


今関わりたくないって思ったところなのに……





そんなことも知らず、
小田切龍が喋りかけてきた。



「名前何?」


「高見乃愛。」


「乃愛かぁ…。よろしく。」




それだけ言って小田切龍は出て行った。






< 6 / 11 >

この作品をシェア

pagetop