ちっちゃい彼氏。
「私さ、もう卓なしじゃ生きていけないかも。」
真剣にそう思った。
「じゃぁ。
試してみる?」
奏磨がそう言いだした。
「どういうコト?」
「明日1日。
卓と愛南は一言も話しちゃいけない。」
「えー!?
無理無理死ぬ!
卓なしじゃ私死ぬ!」
「僕も死んじゃう!」
「私たちを殺さないで!」
二人とも真剣に訴える。
卓と話せないとか…無理無理無理。
「いーじゃん。
お互いどれだけ好きなのか知れるいい機会じゃない。」
「確かにそれはそうだけど…。」