超能力者だけの世界で。


「ちゃんと掃除しましょう。貴方はやれば出来る人だと信じて。」

「うん。そうかもな。」



磁波エレキは、
青年曰く腐海とやらにやって来て、死にそうになった。


自分の部屋の下が腐海だなんて我慢できない。


どうしても、掃除をして欲しい。


「手伝いますから。」

「じゃあ、やろうか。」



2人は、清潔な部屋に戻す為に、掃除をし始める。

一番の難関は、冷蔵庫。

もう、
何とも表現出来ないぐらい酷い。
モザイクが欲しい。


磁波エレキは、片手の手袋を外す。



「消しますよ?いや、燃やします。」

「どうぞ。」



エレキは、黒い電撃を冷蔵庫の汚物に放つ。

全部さっぱり無くなった。



「ふぅ…。腐敗領域が、まだ在りそうですね。」

「腐海作りは、簡単なんだけどな。」



澪原水流と磁波エレキは、
朝から大掃除をしている。

結構物音が激しい。

一応、他の部屋の人には、
申し訳ないと思っている。



「近所迷惑だよな。」

「腐海繁殖よりは、マシでしょうよ。」




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