超能力者だけの世界で。



「何やってんだ!!しっかりしろ!!」

「闇原!!」



闇原黒也は現れた。

バスの窓を蹴って突き破り、中に入って来たのだ。

普通の人はできないだろう。



「闇原…アイツ…。」

「あぁ、わかってる。」

「あのガキ…。この間はよくもやってくれたな!!」

「まだ懲りないのか?三流が。」

「何ぃ!?」


黒也は相手に挑発的態度をとる。
水流は立ち上がる。


黒也はつい先日、
この不良達を叩きのめしていた。


「悪党はいつまでも三流だ。」



闇原黒也の能力は影を操る能力。
勿論、相手の影も彼の支配下だ。
彼の赤い目は怪しく光る。

片足で一回地を踏み鳴らす。

相手の影は具現化し、手足に絡まりつく。



「澪原。」

「え?」

「早く逃げた方がいい。いつ爆破するか解らない。」

「え?マジかよ…。」



相手の能力は物を爆発物に変える能力だが、それと同時にいつ爆破させるかも相手次第。


闇原黒也はその前に相手を叩き潰すつもりでいる。



「よし。やってやろうじゃん。」

「澪原…。気を付けろよ?」

「大丈夫♪闇原がいるからな。」

「意味、解らん…。」




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