超能力者だけの世界で。
「『氷世界の王』。
君の力を見せて欲しいな…。」
「誰だ!?」
「お前は…」
突然、
改造能力者の隣に現れた1人の男。
カンジは面識があるようだ。
不気味な笑み。
白衣を着ている。
黒い紫色の髪の青年。
「合世色弥…。」
「カンジ。君もしぶといね。」
「面倒な奴が出てきたな…。」
合世色弥。
カンジにとって、
一番面倒な奴なのである。
改造能力者を作っている犯人は、合世色弥。
そう確信していたからだ。
「青崎!!」
「青崎さん!!と…磁波カンジ!?」
「エレキ!!闇原黒也!!」
「闇原!?」
更に、
闇原黒也。
磁波エレキ。
この場に現れる。
磁波カンジは、
戸惑うように瞳が揺れた。