超能力者だけの世界で。



「『氷世界の王』。
君の力を見せて欲しいな…。」

「誰だ!?」

「お前は…」



突然、
改造能力者の隣に現れた1人の男。


カンジは面識があるようだ。


不気味な笑み。
白衣を着ている。
黒い紫色の髪の青年。



「合世色弥…。」

「カンジ。君もしぶといね。」

「面倒な奴が出てきたな…。」



合世色弥。

カンジにとって、
一番面倒な奴なのである。

改造能力者を作っている犯人は、合世色弥。


そう確信していたからだ。



「青崎!!」

「青崎さん!!と…磁波カンジ!?」

「エレキ!!闇原黒也!!」

「闇原!?」



更に、

闇原黒也。
磁波エレキ。


この場に現れる。


磁波カンジは、
戸惑うように瞳が揺れた。




< 85 / 170 >

この作品をシェア

pagetop