離して




先輩の
真裕の最期の言葉だった

それを聞いて私は声をあげて泣いた




真裕、私も愛してる

そういう気持ちがあったからこそ
今、私は泣いていられるんだ




あの苦しい生活の中にも気づかないだけで真裕の思いがあったんだ

優しさがあったんだ















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