リフレイン

「おはよ、水樹」



「あっ!!おはよっ♪戸田さん!!」



振り向くと戸田さんがスーツ姿で立っていた。



「腕、大丈夫なのか?」



「うん、まだ現場復帰は無理だけど…それまでは事務の仕事手伝うことになったんだ」



「そっか。無理はすんなよ?痛くなったら言えよな」



「うんっ!!ありがと♪」



戸田さんはニコッと微笑むと、トレーニングに向かった。



よしっ!!
あたしも事務頑張ろう!!



あたしは心咲ちゃんや葉瑠がいる隣の事務室に向かった。



「おはーっ♪今日からちょっとの間だけど事務になります、二宮水樹でーす!!」



事務室のドアを開けると、事務のみんながこちらを見た。



「あっ!!水樹ちゃん!!久しぶり♪」


「水樹おひさー!!てか大丈夫なわけ!?現場で怪我したんでしょ!?」


心咲ちゃんや葉瑠を含めた事務のみんなが寄ってくる。



「うん、なんとか大丈夫だったよ!!銃弾くらいチョロいチョロい♪」


あたしはニカッと笑った。



「ははっ♪さすが水樹じゃん!!」



葉瑠がケラケラと笑った。



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