リフレイン

あたしは疑問に思いながらもデータをまとめ終わり、心咲ちゃんに渡してきた。



あたしはちょっと休憩しようと思い、署の屋上に出た。



――屋上。



「――ふぅ…」



あの事件が頭から離れない…
いったい何なんだろ?



と、その時。



――〜〜♪♪〜♪



スーツのポケットに入ったケータイが鳴った。



「はいはーい、水樹ー」



「あ、水樹?俺だけど」



「戸田さんっ?どしたの?」



電話の相手は戸田さんだった。
あたしは明るい声で聞いた。



「今どこにいんの?」



「今は屋上だよー!!戸田さんは?」


「俺は男子更衣室。今からそっち行くから」



そう言うと、戸田さんは電話を切った。



えっ!?
来てくれるの!?



ヤバイ…



めっちゃ嬉しいんですけどぉ〜!!


あたしは嬉しさのあまり、顔がにやけてしまった。



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