リフレイン
進歩と罪
あの後、屋上を出てオフィスに戻ったあたしと戸田さん。
心咲ちゃん達は普通に接してくれた。
「あー汗かいたぁ〜…水樹ー!!どうよ事務の仕事はー?慣れた?」
トレーニングから戻った美姫があたしに声を掛ける。
「ん〜まぁまぁ♪あたしも早くトレーニングしたいよ〜!!」
「あんたはこの腕をちゃーんと治してからでしょうが(笑)」
そう言って包帯で巻いてある右腕を指差した美姫。
「そーだけどさぁ〜!!」
あたしはあからさまに溜め息をついた。
あ〜ホント早く元の仕事に戻りたい…
トレーニングに射撃訓練〜!!
早くしないと腕がなまるっ!!
――そんなことをしている内に、あっという間に仕事が終わる時間になった。
「ちょっと聞けよー!!櫻井、戸田、桐島、倉橋に俺。今日の夜勤当番はこのメンバーでいいなー?」
司令官が部屋から出てきて夜勤当番のメンバーを発表した。