リフレイン
驚きの罪
――…ピピピピ…
「ん〜……」
あたしはケータイのアラームで目を覚ました。
ただいまAM5時。
あたしの朝は早い。
朝起きたらまずランニングをしに行くから。
あたしはベッドから起き上がるとトレーニングウェアに着替え、ケータイを持って部屋を出た。
「さっむ…」
容赦なく肌を刺激する冷たい風に身体が震えた。
準備体操を軽くやって走り出した。
ん〜♪♪
やっぱ走るのは気持ち良いな!!
あたしはルンルン気分で走る。
仕事の勤務は事件とかない限り8時半からだから余裕で走れる。
だってあたしのマンションから署まで車で5分だから!!
ほんとラッキーだよね〜♪
転勤とかなきゃいいんだけど。
ふとケータイを見ると“6時50分'と記されていた。
そろそろもうひとっ走りして戻るか…
あたしはそう思うと走るスピードを上げた。