リフレイン

――…



「はい、どーぞ。」



「ありがとっ♪」



ここは戸田さんのマンション。
ここに来るのは2回目かな?
あたしは出された紅茶を飲んだ。


「おいしーっ!!戸田さん紅茶淹れるの上手だね〜!!」



「そう?ありがとな」



戸田さんはニコッと微笑んだ。



シーンと静まり返る2人きりの空間。



な、なんか話題出さなきゃっ!!



「あっ、ねぇ戸田さんってさー兄弟とかいるの?」



「いるよ、兄と姉。」



「へぇ〜!!そうなんだ♪お兄さんとお姉さんいくつ?」



「えっと、兄が28で姉が26だな」



「へぇ〜♪そうなんだっ!!お2人共、戸田さんに似てる?」



「ん〜どうだろ……兄貴は似てるかもな。とは言っても兄貴のほうが背も高いし、歳上だしな」



「ふ〜ん、お姉さんは?」



「姉貴はあんま似てないかも。俺と兄貴は父さん似だけど姉貴は母さん似だからな」



「そうなんだ〜見てみたいな♪」



「今度一緒に実家行くか?」



「えっ!!いいのっ?」



「いいに決まってんじゃん。彼女なんだし」



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