リフレイン
何度も繰り返されるキスに意識が朦朧としてきたあたし。
「んっ……ふ…」
服を掴んでいた手を優しく包み込まれて、指が絡まった。
「……っ…」
いつの間にかソファの上に押し倒されていて、けどキスが止むことはなかった。
キスの激しさにあたしはキツく戸田さんの手を握った。
戸田さんもそれに答えるように、あたしの手を優しく握り返してくれた。
「…はぁ…っ……戸田さ……」
やっと唇が離れた頃にはお互いに呼吸が乱れていた。
「水樹……」
戸田さんは色っぽい声と表情であたしを見つめると、頬を撫でた。
あたしは恥ずかしくて戸田さんの目を見つめることが出来ない。
え、ちょっと待って!?
この体勢って……
も、もしかして、これからエ、エッチするとか!?
「と、戸田さん!!ちょっと待って…」
あたし初めてなんです!!
あ、戸田さん知ってるっけ?
「……俺もう抑えらんねぇわ…」
あたしの耳元でそう囁くと、あたしを軽々と抱き上げ隣の寝室に運んだ。
えっ、えっ!!
ちょっと待って!!
まだ心の準備が〜!!