リフレイン
「でも――…今、入っている特殊部隊の皆さんは…こんな俺でも受け入れてくれました。仲間として見てくれていました。この状況が俺、素直に嬉しかったんです」
「瑠樹也……」
瑠樹也は、あたし達が見たことのない様な笑顔を見せた。
「だから……あなた達のことは考えてみようと思います」
そ、それって……
「じ、じゃあ、あたし達のこと仲間として見てくれるってこと!?」
あたしは興奮気味に身を乗り出した。
「まぁそうなりますね」
瑠樹也は微笑んだ。
な〜んだ…
そんな顔も出来るんじゃない。
だったら最初っから、こうしてろっての!!
「やぁ〜っと、あたし等に心開いてくれたのね!!瑠樹也!!」
「水樹の言う通りだな」
瑠樹也は“申し訳なかったです'と言うと、再び微笑んだ。
「明日は頑張りましょう。これでチームの絆はバッチリでしょ?」
瑠樹也がそう言い終えると、瑠樹也のジーパンのポケットに入っているケータイが鳴り出した。
瑠樹也はケータイを取り出すと、おもむろにメールを打ち始めた。
「誰にメールしてんの〜?(笑)もしかして彼女!?(笑)」
あたしは我ながらウザいことを聞いてみる。
なんて答えるかな?(笑)