リフレイン
「好きだよ」
あっという間に唇を塞がれてしまった。
な、なんか戸田さん…
最近またすごーく強引になったような気がする……。
キスを終えると戸田さんは優しく微笑み、あたしから離れると車を走らせた。
「でも良かったよな、倉橋の奴」
「うん、そうだよね〜。これでチームワークもバッチリだしね♪」
「そうだな」
戸田さんはハンドルを握りながら話す。
しばらくして、戸田さんのマンションに着いた。
エントランスに入り、戸田さんはロックを解除した。
エレベーターに乗り込み、戸田さんの部屋がある12階まで待つ。
「なんか部屋まで待ちきれねぇな」
「なっ/////!!バカッ/////!!」
あたしは悪戯に笑う戸田さんの腕を叩いた。
そんなことをしているうちに、戸田さんの部屋がある12階に到着した。
戸田さんはあたしより先にエレベーターから降り、扉を押さえてくれた。
「ありがとっ!!」
あたしが笑顔でお礼を言うと、戸田さんは同じく笑顔を返してくれた。