リフレイン
寝室に入ると、2人でベッドに入った。
「水樹……明日、大丈夫か?」
隣にいる戸田さんが問い掛けてきた。
「ん?何が〜?」
あたしは戸田さんと向き合うように体勢を変えた。
「いや、明日からマフィアだしさ……怖くねぇのかなって」
戸田さんは心配そうな表情であたしを見る。
「……怖い…かぁ…」
あたしはちょっと考え込んだ。
“怖くない'と言ったら嘘になるけど……
はっきり言ってあんまビビってはない……かな?
「確かに怖いと言えば怖いかもだけど……あたし達が怖がってたら、治安も悪くなるだけだし!!それにもう慣れてきたし大丈夫だよ」
あたしは戸田さんに笑顔を向けた。
「そっか。まぁ皆さんついてるし、水樹に無茶な真似はさせねぇよ(笑)」
「ぷっ。なにそれ〜!!ウケる!!(笑)」
あたし達は笑い合った。