リフレイン
「じゃあ行こっかな♪」
あたしと戸田さんは一緒に夕食会場を出た。
そして戸田さんの部屋へ行く。
「ここ、俺の部屋。」
戸田さんはそう言うと、カードでロックを解除しドアを開けた。
「どーぞ。」
「お邪魔します…」
わっ!!あたし達の部屋より片付いてる!!(笑)
「……水樹…」
そんなことを考えていると、戸田さんに後ろから抱き締められた。
「と、戸田さん?」
いきなりの戸田さんの行動に動揺するあたし。
「……明日…マジで気を付けろよ」
「えっ?」
「心配で仕方ねぇよ、お前のこと……」
戸田さんは、ハーッと息を吐くとあたしの肩に顔を埋める。
「だ、大丈夫だよ!!戸田さんのこと心配させるような行動はしないって約束するから。多少は無茶することになるんだろうけど、命を粗末になんかしないよ。」
あたしは笑顔で答えた。
ありがとう戸田さん。
心配してくれて。