リフレイン

そして朝食を済ませた後、再び部屋に戻ったあたし達。



司令官からの連絡は“昼から潜入捜査用の衣装を渡すから俺の部屋に来るように'とのことだ。



「ね〜水樹ー。潜入捜査の服ってドレスとかかな?」



美姫がベッドに寝転がりながら言った。



「多分そうだと思うよ〜。マフィアのパーティーはかなり盛大に開かれてるみたいだし」



あたしはテレビを付けながら答えた。



「う〜ん……」



テレビを付けたのは良いものの…日本語じゃないから何言ってるのか分かんないっ!!(笑)



あたしは仕方なくテレビを消した。



「あ、銃の確認しとかなきゃね!!」


美姫がベッドから起き上がる。



「あたしがやっといたよ♪数は合ってたし、けっこー良い銃だった」



「あっ、ほんとー♪ありがとね♪」


美姫はニコッと笑った。



その笑顔があたしには無理をした様な笑顔に見えた。



やっぱり緊張してるんだな、美姫……。



あたしも落ち着かなきゃな。



焦ったりしたら、任務にも集中できないし、怪我や命を落とす原因にもなる。



気を付けなきゃね。



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