リフレイン

「……ねぇ水樹。日本に戻ったら話があるの。いいかしら…?」



「え?あ、うん。いいよ」



話?
なんだろ……。



「結構大事な内容だから。これからに関するかもしれないし」



美姫はとても真面目な表情をした。



「うん……分かった。」



あたしは頷いた。



「さ、今は任務に向けて体休めましょ。体壊したら元も子もないし」



「う、うん。」



な、なんか美姫人柄が変わった?


あたしの気のせいかな…



あたしは気にしないことにし、ベッドに寝転がり体を休めた。



今日は…
銃撃戦になることは承知の上だ。射殺許可も出てる。



今日また、この手で人を殺めることになるかもしれない。



いや、



なると言っても過言ではない。



あたしは



簡単に人を殺めることが出来るんだから……



あたしは自分の手を見て、強く握りしめた。



< 194 / 324 >

この作品をシェア

pagetop