リフレイン
「……ねぇ水樹。日本に戻ったら話があるの。いいかしら…?」
「え?あ、うん。いいよ」
話?
なんだろ……。
「結構大事な内容だから。これからに関するかもしれないし」
美姫はとても真面目な表情をした。
「うん……分かった。」
あたしは頷いた。
「さ、今は任務に向けて体休めましょ。体壊したら元も子もないし」
「う、うん。」
な、なんか美姫人柄が変わった?
あたしの気のせいかな…
あたしは気にしないことにし、ベッドに寝転がり体を休めた。
今日は…
銃撃戦になることは承知の上だ。射殺許可も出てる。
今日また、この手で人を殺めることになるかもしれない。
いや、
なると言っても過言ではない。
あたしは
簡単に人を殺めることが出来るんだから……
あたしは自分の手を見て、強く握りしめた。