リフレイン
――…
「――…ん…」
ふと目が覚めて、回りを見回す。
ケータイを見てみると“11時50分'と記されている。
「あっ、起きた?水樹」
美姫がソファで雑誌を読みながら声を掛けてきた。
「ごめ〜ん、寝ちゃってた」
あたしはベッドから起き上がり、髪をてぐしで整える。
「12時には司令官の部屋行かなきゃだからちょうど良い時間だったわね」
「だね〜!!そろそろ行く?」
「そうね。行こっか」
あたし達は一緒に部屋を出た。
「司令官の部屋、何号室だっけ?」
「確か1階上の302号室よ」
あたし達は階段を使い、上へ登る。
そして、302号室に着いた。
――ピンポーン…
司令官の部屋のインターホンを鳴らす。
――ガチャッ
「司令官!!今来ました」
美姫が挨拶をした。
「櫻井と水樹だな?入れ」
司令官はドアを開けた。