リフレイン
へぇ〜…
意外にガッチリした奴なんだ…
チッ!!
めんどくさいな。
まぁいいや。
さっさと片付けよー。
あたしはお客を人質にしている犯人に近付いた。
「ねぇ、その人達離してやってよ」
「あぁ!?なんだテメー!!」
「は?んなこと教える必要ないだろーが」
あたしはあざ笑うように言った。
「ふ、ふざけんな!!この野郎!!女のクセに生意気なんだよっ!!」
そう言って犯人はあたしに銃を向けてきた。
「……バーカ!!あんた、ほんっと単純だね!!」
あたしはフッと笑い、そいつをバカにすると向けられた銃を蹴り飛ばした。
「うわぁっ!!」
犯人は尻餅をついた。
「なんだ!!どうした!!」
騒ぎに気付いたのかもう1人の犯人がやって来た。
「なっ…なんだお前は!!」
あたしは尻餅をついた犯人を思いきり殴るともう1人を見た。
「……別に」
あたしは一言だけ返すとそいつに向かっていく。