リフレイン

「……で?話って何なの?司令官」



あたしは唐突に質問をぶつけた。すると司令官は体勢をあたしのほうへ向けた。




「……水樹。」




やけに真面目な顔の司令官。
この顔がモテるのかぁ…
まぁ悪くはないと思うけど
あたし的にはちょっとなぁ……




てか!!そんなことより
何!?いったい!!




「だからぁ〜!!何っ!?」




「……好きだ」




「は?」




「お前が好きだ、水樹」




司令官はいきなりあたしを強く抱き締めた。




「……はへ?」




あたしは間抜けな声を出した。




……好き?




「あの〜司令官?何言ってんの…」



「冗談なんかじゃない。お前が好きだ、ただそれだけだ」




そう言うと司令官は更に強くあたしを抱き締めた。




< 26 / 324 >

この作品をシェア

pagetop