リフレイン

「ううん…あたしも美姫の気持ちに気付いてあげられなかった…美姫が限界になるまで追い詰めてたあたしにも原因はあるよ」



「水樹、それは…」



「お互いに…悪かったんかな。ごめんねっ!!」



あたしは美姫に頭を下げた。



「――…もういいのよ!!水樹は悪くないっ!!ほら、顔上げて!!」



あたしは美姫に肩を掴まれ、前を向かされた。



「美姫……」



「はいっ、これで仲直りね!!」



美姫は手を差し伸べてきた。



「うんっ♪」



あたし達は握手をした。



――良かった。



美姫と仲直り出来て。



あたしの大事な大事な親友だから。



これからもずっとずっと付き合っていきたい人だから。



「水樹、あたし達ってなんだかんだ言ってずっと一緒よね〜」



美姫は屋上からの景色を見ながら言った。



「ま〜ねー子供の頃からの付き合いだからね!!まさか仕事まで被るなんてねっ!!(笑)」



あたしは笑いながら言った。



「どっちにしろあたし達は切っても切れない絆みたいなもので結ばれてるんじゃないかしら。じゃなかったらここまで一緒にいられないわよ!!」



「アハハッ!!そうかもね〜(笑)」



あたし達は笑い合った。



――そしてあたし達はオフィスに戻った。



「水樹!!」



オフィスに戻った途端、戸田さんが寄ってきた。



「……大丈夫だったのか?」



戸田さんは心配そうな顔をした。


「うんっ♪大丈夫だったよ!!」



あたしは笑顔で答えた。




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