リフレイン

しばらくして、署に着いたあたし達。



車から降り、中に入る。



「特殊部隊オフィス、かなり久しぶりなんだけど」



戸田さんは呟いた。



「アハハッ!!分かる、その気持ち!!あたしも前そうだったもん」



「水樹も怪我してたもんな」



戸田さんは懐かしそうに言った。


そしてオフィスに着いた。



「おはよーッ!!」



あたしは元気良く中に入る。



「おはよ水樹…って、あーっ!!戸田さん!!」



美姫が驚きの声を上げる。



「おはようございます、皆さん」



戸田さんはオフィスのみんなに挨拶をした。



「もう体は大丈夫なんですか?」



デスクに座っていた桐島ちゃんが寄ってきた。



「あぁ、もう平気だよ」



すると後ろから甲高い声が聞こえてきた。



「あーーっ!!!!戸田さんじゃないすか〜!!!!お久しぶりっす〜!!!!もう体は大丈夫なんですか!?」



「ハルカ!!」



そこにはハルカが立っていた。



「もう平気だよ。ありがとな、ハルカ」



そう言うと、ハルカに笑いかける戸田さん。



「カッ…カッコいーーッ!!一生ついていきます!!戸田さん!!」



「うるさい、ハルカ!!」



美姫がハルカの頭にチョップをくらわせた。



「いってぇ〜!!美姫さん、ヒドイっすよー!!」



ハルカは頭を押さえた。



「はは、皆さん元気そうだね」



戸田さんはにこやかに微笑んだ。


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