リフレイン
――…チュンチュン…
「……ん…」
「はよ、水樹。」
目の前を見ると戸田さん…ううん、潤があたしと同じ裸で寝ていた。
「おはよ…潤」
あたしは顔を赤くしながら呟いた。
潤はあたしの頭を優しく撫でる。
まだ“潤'って呼び慣れてなくて、なんか緊張する。
「ずっとこうしてたいけど…そろそろ行かなきゃだな」
「……だね…」
あ〜こうしてたいなぁ。
でも行かなきゃ。
特殊部隊にいれる日はもう少ないんだから。
「――あのさ、水樹。」
「ん?」
潤はシャツを着ながらあたしに話し掛ける。
「これから頑張って訓練して…俺もSPになるよ。」
「えっ?」
あたしは耳を疑った。
潤も…SPになる!?